積分のフーリエ変換
以下の積分
のフーリエ変換を求めます。
(※以下に述べることは、斉藤洋一著『信号とシステム (コロナ社)』に書いてあります。)
方針としては、この積分はとヘビサイド関数の畳み込みなので、ヘビサイド関数のフーリエ変換を求めることに帰着します。(畳み込みのフーリエ変換はフーリエ変換の積なので)
ヘビサイド関数は符号関数から求められます。です。
ヘビサイド関数
符号関数
ヘビサイド関数のフーリエ変換を求めるために符号関数のフーリエ変換を求めます。
符号関数は次の関数の極限をとったものです。
さて、ヘビサイド関数のフーリエ変換が求まりました。これを使って積分のフーリエ変換を求めます。積分は畳み込みです。
畳み込みのフーリエ変換はフーリエ変換の積です。