【通信方式】周期信号は偶数次信号と奇数次信号の和で書ける

守倉正博編著「OHM大学テキスト 通信方式」で勉強している。今日の勉強のまとめを書いてみる。


周期Tの複素信号x(t)は以下のフーリエ級数で表せる。
x(t)=\sum^{\infty}_{n=-\infty}C_{n}e^{j\frac{2\pi n}{T}t}
C_{n}=\frac{1}{T}\int_{t_{0}}^{t_{0}+T}x(t)e^{-j\frac{2\pi n}{T}t}dt


ここでx(t)は偶数次の信号x_{1}(t)と奇数次の信号x_{2}(t)の和で書ける。
x(t)=x_{1}(t)+x_{2}(t)


x_{1}(t), x_{2}(t)はそれぞれ以下の性質をもつ。
x_{1}(t+\frac{T}{2})=x_{1}(t)
x_{2}(t+\frac{T}{2})=-x_{2}(t)


これらの式より、以下が成り立つ。
x(t+\frac{T}{2})=x_{1}(t)-x_{2}(t)


よって、x_{1}(t), x_{2}(t)x(t)を用いて、以下のように書ける。
x_{1}(t)=\frac{x(t)+x(t+\frac{T}{2})}{2}
x_{2}(t)=\frac{x(t)-x(t+\frac{T}{2})}{2}