五月十八日、チョコムース記念日

お弁当箱にチョコムースをつめて君はやってきたよ
君はどこからきたの
うつむき加減で僕の手を握りしめ


歩いたよ
川を
あの川だよ
僕の不安定な感情が水面に映って
光ってる


光は夕方の雲に吸い込まれる
遠い昔、僕が大学生だった頃の光が
そこら中にあるだろう


その微かな光の中に
君が混ざっていたとは


お弁当箱にチョコムースをつめて君はやってきたよ
君はどこからきたの
髪の間からのぞくやさしい笑顔