やりたいことがない

ここ数日、やりたいことがない。何をやっても虚しいような気がする。仕事の気晴らしをしようと思って、物理の勉強を始めてみたが、どうも虚しい。大学生の頃は、テストや論文など目標があったから、物理の勉強も楽しく感じられたのだろうか。大学生の人よ、仮に、大学というものが無いとする。それでも、あなたはその学問をひとりでやり続ける気力があるか?この疑問に、大学時代の僕は、何の疑問も感じずに「ある。」と答えていただろう。ところが最近それがあやしくなってきた。休日になると、物理の本を開き、読む。計算をなぞる。どうも虚しい。純粋な興味が湧きあがってこない。これは病気だろうか。実際、病気なのかもしれない。僕は、不眠症だし、常に頭と胸が鉛のように重い感じがする。医者の紹介状に、うつ状態と書いてあるのも見た。こんなときには休息が必要なのはわかっている。しかし、どうやって休息するのかが、わからなくなってしまった。僕は、今まで趣味といえば、物理と読書くらいしかなかった。寝ること以外に休息といえば、その2つになってしまう。しかし、不眠症だから寝ることもできない。何とかならないものか。とりあえず、現時点でできることといえば、この虚しさをかみしめることだ。精一杯、虚しさを味わってやる。