近況

秋から冬になろうとしています。少し肌寒いですね。
最近は、SICPとAwodeyの圏論を読んでいます。
SICPは面白いけれど、問題がとても難しいです。
最初は全問解こうと思っていたのですが、2章後半であきらめました。
今は3章の「標準部品化力、オブジェクトおよび状態」を読んでいます。
今年中には読み終わらないかもしれません。
Schemeを学んでいて面白いのは、問題にとって本質的な部分だけを考えればよいところです。
Schemeを読むことに慣れると、どこに集中力を使ったらいいかがわかるようになります。
集中しなくてよいところは、後で個別に考えるという癖がつきました。
このような思考法は仕事で仕様書を読むときにも役立っています。
最初から順番に理解しながら読んでいくということはしなくなりました。
プログラムを書くときもそうです。
インターフェースの部分は最初は考えません。
難しいところから書きます。

圏論の方はHaskellモナドから興味を持ちました。
どうやら「プログラミングに圏論などという純粋数学を学ぶ必要はない。」という意見の人が多いようですが僕の考えは少し違います。
背伸びをすることは常に良いことだと思っています。
高校生のころ、授業とは全く関係のない論理学の本を背伸びをして読んでいました。
なぜか論理学にピンときたのです。
論理学は今の仕事(デジタル回路)の基礎にもなっていて、とても役立っています。
高校生の自分は将来役立つとは思いませんでした。
量子力学だって最初はわからなかったけど常識になったのだから、圏論もものにすることができるはず・・・と思いたいです。
もちろん、圏論の方が量子力学よりずっと難しいですが・・・

圏論を使って物理やプログラムを定式化したい。
そして、新しい世界を見るのだ!!!